さて。
前回は、絵師さんが表紙を快諾してくださって有難かったです話でございました。本当に嬉しいですし、大切な宝ものが増えて、これには春雨もニッコリなのですが。
しかしながら、こうした方が良かったかも……。
の、続きでございます。
一般的にどうかは分かりません。あくまで、春雨にとっての備忘録です。
よろしければ、以下へどうぞ。
まず前提として、絵師さんに表紙を頼むときって二種類あると思うのです。
・表紙やイラストを仕事として募集している場合
・互いの創作活動を知った上での交流からの延長
大体がこの二つだと思うのですが、今回は交流ある絵師さんと話しながら決まったので後者でした。
この場合ですね、文字書きも絵師さんもどちらも、同ジャンルで活動して「この人の作品良いなあ」から物語が始まるため、互いに「相手の思うようにやりたい」という気持ちが生まれておりました。
これが良くなかった。
反省点1
【創作のリードは申し手側/もしくは経験者側】
まあ、そもそも初心者×初心者なんてね、第三者も居なく始めてしまえば「なにをしようかな?」で、一旦止まってしまうなど今考えれば分かることなのですけど、何分、好きな絵師さんが表紙を描いてくださるって事実に浮かれていたのでしょうね。
互いに「文字書きさんの思うように」「絵師さんの描きたいように」って、話したところで何が進むと言うのでしょう。そりゃ進まないんですよ、でも互いに「本にしたいよね」って、その気持ちばかりあるから、やめることもできない。
特に絵師さんが「普段、絵を描いているし大体わかる」などの言葉に対して、ぐいっと行かずに「じゃあ余計なことを言わない方が良い」と、止まってしまったことが反省点だと、今は思っています。
「このサイズで」
「タイトルや著者名のレイアウトはこうで」
「このイメージを」
「○月○日までに」
交流ある方だから互いの意見をどうではなくて、まずはコチラからこれらをお伝えしてから話を始めるべきでした。
反省点2
【パソコンがあるかどうか・データの受け取り方】
これは「当たり前」過ぎて、確認をせずに始めてしまいませんか?
絵師さんがネットでイラストを上げていらっしゃる=パソコンをお持ちである
そう、思い込んでおりました。
そうして一対一での交流が主だったため「やりません?」「やろー!」の、ノリで初めたために表紙を作りますとなってから「パソコン環境ない」ことを知り「え、じゃあ頂くイラストはどうしたら?」という話になりました。
これに関しては
・別々の場所からアナログ入稿可能な印刷所を探す
・コンビニにてデータ化しUSBに入れて送ってもらう
この二通りを考えUSBを送り合うやり方をとりました。
が。
今時は、パソコンなくともタブレットやスマホで事なきを得るお若い方々も多いことでしょう。我々がオールドタイプというだけで、もっと良き方法があったのではないかと今でも考えております。
何かありましたら、ご教授願いたいです。
反省点3
【期日は確実な伝え方を】
反省点1と被る内容ですが、これね、これ、ほんと大事だと思いました。
と、言いますのも、尊敬している絵師さんで、そうしてお願いしている立場です。ともなれば、遠慮がちに「何月の中旬までに~」などと、伝えてしまいました。
ふわっとしちゃうじゃないですか。
中旬って10日~20日の間を指すと思うのですが、その合間に催促をして良い者か何度も悩んで、声をかけるか考えておりました。
今思うと、これもお願いした立場である私がリードするべきところだったなあって。
仮にです。
仮に「15日まで」と、お伝えして、その期日前は絵師さんが他のイラストや交流を盛んにされていたとしても、決してお声をかけない、催促しない。それを徹底出来たら良かったと思いました。
装丁を此方でやる事は決まっておりましたので。
そろそろ12日過ぎだけど……絵師さん、他のイラスト上げていらっしゃったり、色々と楽しそうな事多くて……でもお声掛けようかどうしようか…。
尊敬している、大好き。
だとしても、見えるところの情報だけでは何も分からないものですから、絵師さんが時間をかけてじっくり向き合えって下さるかどうかも分からず、ずうっと不安でした。
特に、友達感覚でわちゃわちゃやっていたので、その延長戦でお互いに甘えがあったのかな? これはもう本当に「親しいからこそ、期日の明記と礼儀は徹底するべき」でした。
そんなものかな。
初心者×初心者だと、リード慣れしていないのも相まって色々とご迷惑をおかけしたり、反対にこちらが不安で焦ってしまったり、不格好で決してスムーズとは言えない道のりだったかと。
慣れていらっしゃる方々からすれば「そんなこと、聞いてくれたらすぐ答えられたのに」「初心者同士なら、まずは有識者の胸を借りればいいのに」そう仰ってくださる優しい方々も居たかもしれません。
それでも、綺麗ごとかもしれませんけれど、不格好なりに本を作り上げてイベントに参加できた2024年秋のことを、私は忘れないのだろうなあ。
絵師さん、本当にありがとうございました!
次回はイベントの話など記事に出来たら良いなあと思う、春雨でした。
よーし、次に向けて、また御本作るぞー!!